ゲームのプレイ日記や感想です。
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Dragon Age Inquisition (10)
writer:nmf 2015-12-26(Sat) Dragon Age Inquisition
審問会もこのぐらいの物資や人員は備えているでしょうが、何故審問会がこのような「現実的な脅威」と見なされないのか、コリーフィウスという人知を越えた外敵に対峙できる唯一の存在だから、というのが答えだとしたら、その脅威が去った時に審問会はどうなるのか…というのがDLC「招かれざる客」のテーマだと思っていました。
ルイ14世はコルベールに命じて密偵を放つ。漁師に変装した密偵は、フーケが抱える1500人の人夫、島に常駐する200人の私兵、島に備え付けられた400門の大砲、6000人分の武器弾薬や装備品、食料についてくわしく報告した。(中略)自分の領地を所有する富裕な貴族が王の権威のおよばない自前の軍隊と要塞を持つとなれば、これはもう脅威以外の何物でもない。 「帳簿の世界史」ジェイコブ・ソール著
コリーフィウスが招いた世界の災厄は去り、ヴィヴィエンヌが教皇ヴィクトリアとなってから2年経ちました。審問会という得体の知れない巨大組織は、相変わらずオーレイとフェレルデンに跨がってよく分からない活動を続けています。
流石に危機感を覚えたフェレルデンと、審問会に借りはあるものの、そろそろ存在を目障りに感じ始めたであろうオーレイが、審問会を無害化しようと画策して有徳会議に列席しています。
有徳会議では、フェレルデンは審問会の解散を、オーレイは審問会がオーレイに出仕することを要求しています。審問官はすっかり「我は弓なり 乱世の用なり」な気分ですが、どうやら「いま治世」ではなかったようで、ウィンターパレスでクナリの死体が見つかったことから話は有徳会議そっちのけでクナリの陰謀へと流れていきます。
本編では勿体ぶって使われていたエルヴィアンは、実はそれなりの数が使用できる状態で、それを有効に使ってクナリがウィンターパレスへの侵入を目論んでいたようです。あんなに苦労してエルヴィアンを探していたコリーフィウスは単なるぼんくらだったのか…という疑問が生じますがそれはさておき、審問官は鏡を抜けてあっちへ行きこっちへ行き、DA2で名前だけ出てきたクナリの爆弾(ガトロク)絶賛大量生産中の現場に乗り込んで爆破し、クナリ陣営に打撃を与えます。
出会ったクナリの神官には「フェンハレルの密偵」呼ばわりされますが、エルフの神話に興味のない我が審問官(=プレイヤー)は、フェンハレルってなんだっけと思いながら、クナリの軍勢と戦うのでした。
最後に、これがホンマのデウス・エクス・マキナ?、黒幕が登場して思わせぶりなことを逡巡をにじませながら審問官に語りかけます。いずれ世界を滅ぼすつもりの黒幕と、それを思い留まらせようとする審問官。決着は待て次号、なお審問官の左手の碇は危険物として回収されたようです。
思い出したように有徳会議の続きがあり、決断を迫られた我が審問官は審問会の解散を宣言します。これで組織の腐敗というリスクは低減され、水面下で黒幕に対抗する活動を行う…のでしょう。審問会を教皇の下に存続させるという選択肢もありますが、自分にはもう碇という他人を畏怖させる聖痕はないし、組織の信望があるうちに解散しておく方が得策、というところでしょうか。
エンディングでは仲間のその後が語られ、カサンドラのかわいらしい一面も見られます。
プレイ時間は本編とDLC1本で約130時間、あまり探索していない地域もありますが、十分遊んだという満足感はありました。ただ、物語が大きく動く場面は面白かったけど、ダレ場も長いという印象です。様々な決断の影響、結果を見比べさせるなら、もうちょっと周回しやすいボリュームだと良かったと思います。
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