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ゲームのプレイ日記や感想です。
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writer:nmf 2025-04-29(Tue)  
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Dragon Age Inquisition (6)
writer:nmf 2015-03-24(Tue) Dragon Age Inquisition 
発売日に購入してほぼ4ヶ月、進捗が遅いのには色々理由がありますが、このゲームを遊んでいて感じるのは、この審問会という組織の有り様が全く分からないということです。

主人公が尋問された直後に、カサンドラが勅命書を根拠に審問会の設立を宣言したのが起点とすれば、それから幾らも経たないうちに、レリアナ、カレン、ジョセフィーヌという顧問を得て、それぞれが代表する、諜報=情報力、兵団=暴力、渉外・通商=財力という権力の三つの源泉を備えた強大な組織が出現したことになります。

しかも、彼ら顧問はいわば「執行機関」であり、その下にはその機能を支える膨大な「補助機関」の存在があるはずです。オーレイとフェレルデンに跨がって、隅々まで諜報網を張り巡らせ、各地に兵を派遣し、瞬く間に拠点を整備して駐屯部隊を置き、数十人単位の代表団を送り込み、全土で交易を行うだけの膨大な人材を抱える組織。
審問会は各地で「審問会の庇護下にある」と宣していますが、単純に考えれば駐屯部隊が当地の治安を維持している状態でしょう。そして庇護を与える代わりに徴兵や徴税を行い、労役を課し、物資の供出を受けるものと考えられます。これ程巨大な組織は、住民の善意やボランティアだけで維持できるとは思えませんし、機能するとも思えません。



しかしながら、国家のような権力を持つ巨大な組織が、その支配下に収める地域を拡大しているのに、領主との間に軋轢を生んでいる様子もなければ(領主が撤退している例もありますが)、国王も警戒心を持たないのは疑問です。
審問会は宗教団体であるから二重権力的に正統性を認められている、とするのは、異端の嫌疑も払拭されていない状況では難しい解釈かなと思いますがどうでしょうか。
この組織は一体何なのか。強大な権力と巨大な体制を有し、何を目的として、何をしようとしているのか。対外的に明確に宣言していない以上、周囲からすればさぞ不気味な存在に映ることでしょう。

そして、これ程強大な組織であるにもかかわらず、意思決定は合議制のようで合議制でない、要するに責任の所在がどこにあるのかよく分からない体制。一応主人公である審問官に一任されている(もしくは最終決定権がある)ようですが、その割に主人公には何らの情報も入ってこない。
フェレルデンの現状はどうなのか、オーレイにおける審問会の支持はどの程度広がっているのか、兵力はどの程度保持しているのか、財産はどの程度保有しているのか、各地の領主等からどの程度支援があるのか、審問会を維持できるだけの物資や資金はあるのか、人員は補充されているのか、といった情報については全くの蚊帳の外。作戦会議とはそういう情報の報告を受けるために開くものという気もしますが…。

審問官はアンドラステの加護を得た(と周囲の人間に見られている)、聖痕を思わせる「碇」をその手に持つ聖人であり、審問会の宗教的権威を象徴している存在と割り切って「その御腕の力ふるわれ、心おごり高ぶる者を追い散らし」ていればよいような気もしますが、実際にしていることは未開の土地の探検、珍しい植物や鉱物の採取、欠片集め、御用聞き、時々裂け目塞ぎ。裂け目塞ぎ以外は審問官が自ら行う必要はないものです。
審問官の行動を見るに、審問会の影響力拡大に奔走しているようでもあり、そのように捉えてみると騎士団側を選んだ時の悪夢は説得力があって面白いと思えます。



フェイブル3では主人公が兄王を追放して王宮に返り咲いた後、真の脅威が1年後に迫っていることを知り、国力を増強して脅威に備えるという展開でした。DAIでも権威確立→その後の脅威に備えるという段階を経た方が分かりやすかった様な気がします。
両面作戦なのか単にストーリイ展開が散漫なのか、いずれにせよ目的が希薄で、管理人はこの辺で少々飽きてしまい、一向に進みません。二周目をプレイする気力はないので、一周目でできるだけイベントを拾っておこうとすると、ますます義務的に感じて遊ぶ気力が削がれてしまいます。特に欠片とモザイク画の回収は面倒です。

作戦会議で提示される様々なミッションは興味をそそるものが多いので、各地の探索ではなくこちらををメインに据えて、担当する顧問による展開の差や結果を明確化した上で、継続して状況を追跡するようにし、更には(今でもミッションによっては用意されている)審問官が自ら解決に赴く、というようにクエスト化しても良かったように思います。とにかく広い各地方の探索は、あくまで副次的に遊べるものとしておいてほしかった。

とぼやきながらも、エンディングまでは頑張りたいと思います。
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