ゲームのプレイ日記や感想です。
Dragon Age Inquisition
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
Dragon Age Inquisition (11)
取り敢えず終わったということで全般的な感想など。
シリーズも3作目となりましたが、今作は最初の方は面白かったけど、段々グダグダになったなあというのが正直な感想です。DA2のマップ使い回しへの批判に対する反動か、親の仇のようにエリアが広大になり、そこに探索地点やクエストが多数配置されてはいます。しかしながら、フェレルデンとオーレイに跨がる幾多の地域は、丁寧に作り込まれていて探索そのものは楽しくても、審問会の組織目的、審問官の役割とはあまり関係のなさそうな展開も多く、長らく遊んでいるとメインストーリィの印象がぼやけてきます。
作戦会議における各地への干渉も、きちんと読み込んでおればストーリィに関係することが分かるのかも知れませんが、散発的に持ち込まれる相談事はどのような背景で審問会と関係し、関与した結果状況はどう変わったのか、について大した情報がないですし、それに関した顧問間の雰囲気会話が一部にあるだけで丁寧な報告がある訳ではないので、ストーリィに影響する要素として捉えられなかった。クエストの後始末的な作戦も多く、それはそれで面白いと思ったのですが、作戦を端緒とした展開によってクエスト発生が変化するなど、もっとはっきり関連づけた方が、盛り上がったのではないかと思います。
今作は、仲間との個人的関係(ロマンスや個人クエストなど)、審問会という組織の長(管理監督者)としての組織内部での執行(作戦会議における選択、懲戒処分など)、審問会という組織の対外的な代表者としての決断(反乱魔道師やテンプル騎士団、オーレイやフェレルデンとの関係)、碇を手にした者としての神話的存在との関わり(コリーフィウス、モリガンや古代エルフなど)というレベルで構成されていると思うのですが、審問官の役割でもないだろう単なる探索という部分も多く、どれが一番の重点でどれを中心に話を展開しているのか、レベル間のバランスが上手く取れていないように感じました。
プレイ時間のボリュームで考えると、多分最後の「探索」の時間がかなりの割合を占めていると思う…要は歩くだけという。
そのため、メインであるはずの審問会関係のストーリィに対する求心力が希薄に感じられました。ダレ場がさんざん続いた後の、「邪悪な目、邪悪な心」からのクエストを一気にこなしたら、流石に盛り上がりは感じられましたが…。
取り敢えずボリュームを大増量したのは良いが、その結果全体的に薄めの展開になっていると感じました。あと、欠片集め、レリーフ集めは同じような蒐集ものなので、もうちょっと変化を付けた方が良かったのでは…と思います。
また、前にも書いたように審問会という組織がいまいち腑に落ちませんでした。
審問会の目的はコリーフィウスを倒して天の裂け目を防ぐこと以外は判然とせず、オーレイとフェレルデンの国境付近に陣取って勢力を伸ばし、代表である審問官はアンドラステの加護を受けたと噂され、その手に不可思議な碇を宿して唯一天の裂け目を塞ぐことができる存在と言われている…。宗教的権威も政治的権力も一身に備えているとしたら、審問会は今ある国家や教会に、審問官は皇帝や教皇に、成り代わるのではないか、と恐れられても止むを得ないように思えます。
教皇ジャスティニアの生前の手紙を入手したレリアナがとある場所へ向かうというクエストで、レリアナが「この手紙は数ヶ月前、或いは数年前に書かれたもの」というような台詞を言いますが、つまりこれ程強大で巨大な審問会という組織は僅か数ヶ月で構築された、ということになってしまいます(野暮を承知で言うと、ストーリィ展開における時間の経過と空間の移動について、あまり注意を払っているように感じないです)。でしたら尚のこと、審問会という組織が、その異様な拡大が各方面に緊張をもたらすのではないでしょうか。
DLC「招かれざる客」では、オーレイもフェレルデンも審問会を不審の目で注視しており、審問会の今後の在り方がテーマになると思ったら、これまでのお話しは超越的な存在の意思が働いていて、審問官よお疲れ様でした、碇は返して貰うぞ、といった肩叩きの展開になり、世俗的な話の方はバカヤロー解散で終えてしまいました。
結局審問会という組織は、DAOにおけるウォーデンの盟約と同じ、主人公単独では対峙し得ないオーレイなどと関与させるための方便で、混乱とその打開に関してゲームプレイ上は特段の役割はなかったのではないか…という印象です。審問官個人に与えられた能力とその行使、それを与えた側の思惑で完結してしまうような気がします。
審問会という組織を際立たせるなら、騎士団側を選択した時に羨望の悪魔が見せた未来の悪夢、権力者の、組織の変容というリスク発現は面白い展開だなあと思っていたので、エルフの神話絡みを持ち出すのはもう少し控えめにして、こちらを中心に話を組み立てた方が、自分としては興味深く感じられたのですが。DLCの最後でも、審問会の存続/解散には腐敗のリスクについて触れられていたので、もしかしたらそういう展開も考えられていたのかな…?
いずれにせよ、次回作があるとすればどうやらテヴィンターが舞台になりそうですし、黒幕との関係から考えて今作の主人公が登場する余地はあるし、今回広げた大風呂敷をどう展開し、完結させていくのか、楽しみに待ちたいと思います。
シリーズも3作目となりましたが、今作は最初の方は面白かったけど、段々グダグダになったなあというのが正直な感想です。DA2のマップ使い回しへの批判に対する反動か、親の仇のようにエリアが広大になり、そこに探索地点やクエストが多数配置されてはいます。しかしながら、フェレルデンとオーレイに跨がる幾多の地域は、丁寧に作り込まれていて探索そのものは楽しくても、審問会の組織目的、審問官の役割とはあまり関係のなさそうな展開も多く、長らく遊んでいるとメインストーリィの印象がぼやけてきます。
作戦会議における各地への干渉も、きちんと読み込んでおればストーリィに関係することが分かるのかも知れませんが、散発的に持ち込まれる相談事はどのような背景で審問会と関係し、関与した結果状況はどう変わったのか、について大した情報がないですし、それに関した顧問間の雰囲気会話が一部にあるだけで丁寧な報告がある訳ではないので、ストーリィに影響する要素として捉えられなかった。クエストの後始末的な作戦も多く、それはそれで面白いと思ったのですが、作戦を端緒とした展開によってクエスト発生が変化するなど、もっとはっきり関連づけた方が、盛り上がったのではないかと思います。
今作は、仲間との個人的関係(ロマンスや個人クエストなど)、審問会という組織の長(管理監督者)としての組織内部での執行(作戦会議における選択、懲戒処分など)、審問会という組織の対外的な代表者としての決断(反乱魔道師やテンプル騎士団、オーレイやフェレルデンとの関係)、碇を手にした者としての神話的存在との関わり(コリーフィウス、モリガンや古代エルフなど)というレベルで構成されていると思うのですが、審問官の役割でもないだろう単なる探索という部分も多く、どれが一番の重点でどれを中心に話を展開しているのか、レベル間のバランスが上手く取れていないように感じました。
プレイ時間のボリュームで考えると、多分最後の「探索」の時間がかなりの割合を占めていると思う…要は歩くだけという。
そのため、メインであるはずの審問会関係のストーリィに対する求心力が希薄に感じられました。ダレ場がさんざん続いた後の、「邪悪な目、邪悪な心」からのクエストを一気にこなしたら、流石に盛り上がりは感じられましたが…。
取り敢えずボリュームを大増量したのは良いが、その結果全体的に薄めの展開になっていると感じました。あと、欠片集め、レリーフ集めは同じような蒐集ものなので、もうちょっと変化を付けた方が良かったのでは…と思います。
また、前にも書いたように審問会という組織がいまいち腑に落ちませんでした。
審問会の目的はコリーフィウスを倒して天の裂け目を防ぐこと以外は判然とせず、オーレイとフェレルデンの国境付近に陣取って勢力を伸ばし、代表である審問官はアンドラステの加護を受けたと噂され、その手に不可思議な碇を宿して唯一天の裂け目を塞ぐことができる存在と言われている…。宗教的権威も政治的権力も一身に備えているとしたら、審問会は今ある国家や教会に、審問官は皇帝や教皇に、成り代わるのではないか、と恐れられても止むを得ないように思えます。
教皇ジャスティニアの生前の手紙を入手したレリアナがとある場所へ向かうというクエストで、レリアナが「この手紙は数ヶ月前、或いは数年前に書かれたもの」というような台詞を言いますが、つまりこれ程強大で巨大な審問会という組織は僅か数ヶ月で構築された、ということになってしまいます(野暮を承知で言うと、ストーリィ展開における時間の経過と空間の移動について、あまり注意を払っているように感じないです)。でしたら尚のこと、審問会という組織が、その異様な拡大が各方面に緊張をもたらすのではないでしょうか。
DLC「招かれざる客」では、オーレイもフェレルデンも審問会を不審の目で注視しており、審問会の今後の在り方がテーマになると思ったら、これまでのお話しは超越的な存在の意思が働いていて、審問官よお疲れ様でした、碇は返して貰うぞ、といった肩叩きの展開になり、世俗的な話の方はバカヤロー解散で終えてしまいました。
結局審問会という組織は、DAOにおけるウォーデンの盟約と同じ、主人公単独では対峙し得ないオーレイなどと関与させるための方便で、混乱とその打開に関してゲームプレイ上は特段の役割はなかったのではないか…という印象です。審問官個人に与えられた能力とその行使、それを与えた側の思惑で完結してしまうような気がします。
審問会という組織を際立たせるなら、騎士団側を選択した時に羨望の悪魔が見せた未来の悪夢、権力者の、組織の変容というリスク発現は面白い展開だなあと思っていたので、エルフの神話絡みを持ち出すのはもう少し控えめにして、こちらを中心に話を組み立てた方が、自分としては興味深く感じられたのですが。DLCの最後でも、審問会の存続/解散には腐敗のリスクについて触れられていたので、もしかしたらそういう展開も考えられていたのかな…?
いずれにせよ、次回作があるとすればどうやらテヴィンターが舞台になりそうですし、黒幕との関係から考えて今作の主人公が登場する余地はあるし、今回広げた大風呂敷をどう展開し、完結させていくのか、楽しみに待ちたいと思います。
PR
Dragon Age Inquisition (10)
審問会もこのぐらいの物資や人員は備えているでしょうが、何故審問会がこのような「現実的な脅威」と見なされないのか、コリーフィウスという人知を越えた外敵に対峙できる唯一の存在だから、というのが答えだとしたら、その脅威が去った時に審問会はどうなるのか…というのがDLC「招かれざる客」のテーマだと思っていました。
ルイ14世はコルベールに命じて密偵を放つ。漁師に変装した密偵は、フーケが抱える1500人の人夫、島に常駐する200人の私兵、島に備え付けられた400門の大砲、6000人分の武器弾薬や装備品、食料についてくわしく報告した。(中略)自分の領地を所有する富裕な貴族が王の権威のおよばない自前の軍隊と要塞を持つとなれば、これはもう脅威以外の何物でもない。 「帳簿の世界史」ジェイコブ・ソール著
コリーフィウスが招いた世界の災厄は去り、ヴィヴィエンヌが教皇ヴィクトリアとなってから2年経ちました。審問会という得体の知れない巨大組織は、相変わらずオーレイとフェレルデンに跨がってよく分からない活動を続けています。
流石に危機感を覚えたフェレルデンと、審問会に借りはあるものの、そろそろ存在を目障りに感じ始めたであろうオーレイが、審問会を無害化しようと画策して有徳会議に列席しています。
有徳会議では、フェレルデンは審問会の解散を、オーレイは審問会がオーレイに出仕することを要求しています。審問官はすっかり「我は弓なり 乱世の用なり」な気分ですが、どうやら「いま治世」ではなかったようで、ウィンターパレスでクナリの死体が見つかったことから話は有徳会議そっちのけでクナリの陰謀へと流れていきます。
本編では勿体ぶって使われていたエルヴィアンは、実はそれなりの数が使用できる状態で、それを有効に使ってクナリがウィンターパレスへの侵入を目論んでいたようです。あんなに苦労してエルヴィアンを探していたコリーフィウスは単なるぼんくらだったのか…という疑問が生じますがそれはさておき、審問官は鏡を抜けてあっちへ行きこっちへ行き、DA2で名前だけ出てきたクナリの爆弾(ガトロク)絶賛大量生産中の現場に乗り込んで爆破し、クナリ陣営に打撃を与えます。
出会ったクナリの神官には「フェンハレルの密偵」呼ばわりされますが、エルフの神話に興味のない我が審問官(=プレイヤー)は、フェンハレルってなんだっけと思いながら、クナリの軍勢と戦うのでした。
最後に、これがホンマのデウス・エクス・マキナ?、黒幕が登場して思わせぶりなことを逡巡をにじませながら審問官に語りかけます。いずれ世界を滅ぼすつもりの黒幕と、それを思い留まらせようとする審問官。決着は待て次号、なお審問官の左手の碇は危険物として回収されたようです。
思い出したように有徳会議の続きがあり、決断を迫られた我が審問官は審問会の解散を宣言します。これで組織の腐敗というリスクは低減され、水面下で黒幕に対抗する活動を行う…のでしょう。審問会を教皇の下に存続させるという選択肢もありますが、自分にはもう碇という他人を畏怖させる聖痕はないし、組織の信望があるうちに解散しておく方が得策、というところでしょうか。
エンディングでは仲間のその後が語られ、カサンドラのかわいらしい一面も見られます。
プレイ時間は本編とDLC1本で約130時間、あまり探索していない地域もありますが、十分遊んだという満足感はありました。ただ、物語が大きく動く場面は面白かったけど、ダレ場も長いという印象です。様々な決断の影響、結果を見比べさせるなら、もうちょっと周回しやすいボリュームだと良かったと思います。
Dragon Age Inquisition (9)
先の「邪悪な目と邪悪な心」が終わると、オーレイの宮廷魔道師モリガンが審問会に派遣されることになります。これ以降、モリガンとその係累の話が展開に絡んできますが、オリジンズをプレイしていないと分かりにくいんじゃないかと思います。
なお、もうすぐ終わりだと思って一気にプレイしたので、少々曖昧な記憶で書いていまして、下の記事に間違っている箇所があったらすみません。
アダマント砦も奪われ、戦力を大幅に失ったコリーフィウスがアーバー荒野に手勢を集結しているとの情報が入ります。アーバー荒野にはエルフの遺跡があり、そこに隠されたエルフの遺産をコリーフィウスが狙っていると推測されるため、それを妨害し、一気に叩くという作戦です。
アーバー荒野ではオーレイの女帝セリーンの顔見せもあったり、戦闘場面では他勢力の共闘もあったりと、いよいよ最後の総力戦といった雰囲気を出しています。ちなみに荒野と言いつつ、エメラルドの墓場みたいな水と緑の豊かな土地です。
エルフの遺跡であるミサールの神殿に足を踏み入れた審問官一行は、存在自体すっかり忘れていたカルパーニアと遭遇したり、踏むとグラスハーモニカか演奏用のこぎりみたいな音のする床を踏んだりしながら神殿の奥を目指して進んでいきます。姿を現したコリーフィウスが、この場にいる謎めいたエルフと対峙し、焼かれて滅んだにもかかわらず、近くにいたグレイウォーデンの体を乗っ取って復活するなんて場面にも遭遇します。
謎めいたエルフは神殿を守護する古代エルフのセンチネルでした。どうやら床踏みしたことで礼儀正しい侵入者と判断されたようで、審問官一行は神殿の最奥にある泉の場所まで案内して貰えることになりました。
悲哀の泉を目前にしてコリーフィウスの腹心カルパーニアと鉢合わせになりますが、ここで、あんた器詐欺で騙されてまっせ、と説得、ついでテヴィンターで政治の世界に飛び込むのええんとちゃう(ちょっと誇張)と焚き付けることが出来れば、カルパーニアはその気になって去って行きます。
漸くたどり着いた悲哀の泉の前で、最悪の事態を避けるためには泉の破壊も厭わないセンチネルと、この力を手に入れたいモリガンの間で一悶着あって、最終的に審問官の決断に託されます。
泉の水を飲むことに酷く食い付くモリガンに些か不審の念を抱きつつも、腕下主丞役は任せることにした審問官。モリガンは嬉々として泉に近づき、泉にその身を浸します。センチネルは、泉の水を飲むことによって永遠にミサールに縛り付けられる、という警告を残して立ち去るのでした。
スカイホールドに戻ると、レリアナがエルヴィアンというエルフの遺物の前に立っており、モリガンが息子キーランを追ってこの中に入っていったと慌てた様子で告げます。審問官がモリガンを追ってその中に侵入すると、そこは以前立ち入った静謐な場所ではなく、フェイドに繋がっていました。
半狂乱のモリガンをなだめつつフェイドの中を探せば、キーランの側に見知らぬ女性がいるではありませんか。審問官とは初顔合わせ、シリーズのプレイヤーにはお馴染みのフレメスです。
ここからは、「これまでプレイヤーがこのゲームの中で行ってきたこと」とは関係なく、古代神の思惑といったベクトルで話がどんどん展開していくので、主人公である審問官は置いてきぼり、傍観者的な立場に感じました。
クエストラインとしては、後は聖灰の神殿でコリーフィウスと決着を付ければ終了。道中ちゃんと補給物資を置いてある親切仕様ですので、難易度ノーマルならあまり苦労せず倒せるでしょう。
審問官一行は、ドラゴンを叩きコリーフィウスを追い詰め、最後は審問官がその手の碇でコリーフィウスの存在を消滅させます(フェイドへ飛ばしたと言っていたような気もする)。
ここで、殆どパーティメンバーとして使ってなかったので存在を忘れていたソラスが突然登場。何やら詫びつつ姿を消します。
漸く天の裂け目は塞がれました。戻ってきた平安に皆が安堵し、スカイホールドでは祝宴が開かれています。審問官を口々に労うメンバーや顧問達。しかし今暫くは、混乱を収束させるために審問会の力が必要なようです。
補足のように、ソラスが出てきてこんにちは、ミサールちゃん一緒に遊びましょ、という場面が挿入され、最後にその後のセダスの様子がモリガンによって語られて幕となります。
この審問官(人間男性)は、程よくアンドラステ信徒、テンプル騎士団支持、グレイウォーデンと連携、教皇候補にヴィヴィエンヌ推し、オーレイの支配者は女帝セリーンといった選択で、概ねメンバーや顧問との関係も良好な善人プレイだったので、結果も穏当なところではないかと思いますが、このゲームの結末はDLCで明らかになるようなので、取り敢えずこんなところで。
なお、もうすぐ終わりだと思って一気にプレイしたので、少々曖昧な記憶で書いていまして、下の記事に間違っている箇所があったらすみません。
アダマント砦も奪われ、戦力を大幅に失ったコリーフィウスがアーバー荒野に手勢を集結しているとの情報が入ります。アーバー荒野にはエルフの遺跡があり、そこに隠されたエルフの遺産をコリーフィウスが狙っていると推測されるため、それを妨害し、一気に叩くという作戦です。
アーバー荒野ではオーレイの女帝セリーンの顔見せもあったり、戦闘場面では他勢力の共闘もあったりと、いよいよ最後の総力戦といった雰囲気を出しています。ちなみに荒野と言いつつ、エメラルドの墓場みたいな水と緑の豊かな土地です。
エルフの遺跡であるミサールの神殿に足を踏み入れた審問官一行は、存在自体すっかり忘れていたカルパーニアと遭遇したり、踏むとグラスハーモニカか演奏用のこぎりみたいな音のする床を踏んだりしながら神殿の奥を目指して進んでいきます。姿を現したコリーフィウスが、この場にいる謎めいたエルフと対峙し、焼かれて滅んだにもかかわらず、近くにいたグレイウォーデンの体を乗っ取って復活するなんて場面にも遭遇します。
謎めいたエルフは神殿を守護する古代エルフのセンチネルでした。どうやら床踏みしたことで礼儀正しい侵入者と判断されたようで、審問官一行は神殿の最奥にある泉の場所まで案内して貰えることになりました。
悲哀の泉を目前にしてコリーフィウスの腹心カルパーニアと鉢合わせになりますが、ここで、あんた器詐欺で騙されてまっせ、と説得、ついでテヴィンターで政治の世界に飛び込むのええんとちゃう(ちょっと誇張)と焚き付けることが出来れば、カルパーニアはその気になって去って行きます。
漸くたどり着いた悲哀の泉の前で、最悪の事態を避けるためには泉の破壊も厭わないセンチネルと、この力を手に入れたいモリガンの間で一悶着あって、最終的に審問官の決断に託されます。
泉の水を飲むことに酷く食い付くモリガンに些か不審の念を抱きつつも、腕下主丞役は任せることにした審問官。モリガンは嬉々として泉に近づき、泉にその身を浸します。センチネルは、泉の水を飲むことによって永遠にミサールに縛り付けられる、という警告を残して立ち去るのでした。
スカイホールドに戻ると、レリアナがエルヴィアンというエルフの遺物の前に立っており、モリガンが息子キーランを追ってこの中に入っていったと慌てた様子で告げます。審問官がモリガンを追ってその中に侵入すると、そこは以前立ち入った静謐な場所ではなく、フェイドに繋がっていました。
半狂乱のモリガンをなだめつつフェイドの中を探せば、キーランの側に見知らぬ女性がいるではありませんか。審問官とは初顔合わせ、シリーズのプレイヤーにはお馴染みのフレメスです。
ここからは、「これまでプレイヤーがこのゲームの中で行ってきたこと」とは関係なく、古代神の思惑といったベクトルで話がどんどん展開していくので、主人公である審問官は置いてきぼり、傍観者的な立場に感じました。
クエストラインとしては、後は聖灰の神殿でコリーフィウスと決着を付ければ終了。道中ちゃんと補給物資を置いてある親切仕様ですので、難易度ノーマルならあまり苦労せず倒せるでしょう。
審問官一行は、ドラゴンを叩きコリーフィウスを追い詰め、最後は審問官がその手の碇でコリーフィウスの存在を消滅させます(フェイドへ飛ばしたと言っていたような気もする)。
ここで、殆どパーティメンバーとして使ってなかったので存在を忘れていたソラスが突然登場。何やら詫びつつ姿を消します。
漸く天の裂け目は塞がれました。戻ってきた平安に皆が安堵し、スカイホールドでは祝宴が開かれています。審問官を口々に労うメンバーや顧問達。しかし今暫くは、混乱を収束させるために審問会の力が必要なようです。
補足のように、ソラスが出てきてこんにちは、ミサールちゃん一緒に遊びましょ、という場面が挿入され、最後にその後のセダスの様子がモリガンによって語られて幕となります。
この審問官(人間男性)は、程よくアンドラステ信徒、テンプル騎士団支持、グレイウォーデンと連携、教皇候補にヴィヴィエンヌ推し、オーレイの支配者は女帝セリーンといった選択で、概ねメンバーや顧問との関係も良好な善人プレイだったので、結果も穏当なところではないかと思いますが、このゲームの結末はDLCで明らかになるようなので、取り敢えずこんなところで。
Dragon Age Inquisition (8)
大陸の政情も落ち着いたところで、次はカークウォールの英雄ホークと会うために指定の場所へ赴きます。そこには一人のグレイウォーデンが待っていました。ストラウドという上級ウォーデンで、クレストウッドでウォーデンの一団が探していたのは彼のようです。ちなみに、キープの引継ぎ内容によって誰がウォーデンとして登場するかは変わります。
こちらはロゲインの場合
ストラウドからグレイウォーデンの内情が何やら大変なことになってるという情報を得て、審問官一行はウェスタンアプローチへ出張です。ホーク、ストラウドと共に廃墟となった砦へ乗り込めば、ブラッドマジックを使った悪魔召喚の儀式が行われている場面に遭遇します。
ウォーデンに呼びかけるも既にヴェナトリの魔道師エリモンドの支配下に置かれた彼らには届かず、一斉に襲いかかってくるのでした。戦闘の混乱で魔道師は逃亡してまったため、ホークが後を追跡し、一旦スカイホールドへと戻る審問官。
審問会は支援者の貴族から攻城機と工兵を借り受け、ウォーデンが立てこもるアダマント砦に攻め込みます。審問会とウォーデンの戦闘が展開され、審問官一行が中庭へと侵入すれば、グレイウォーデン提督のクラレルが、何やら怪しげな儀式を執り行っているところでした。ヴェナトリの魔道師エリモンドの甘言に乗って、ブライト阻止のためにはこの儀式を貫徹するしかない、と思い込んでいる様です。アーチデーモンの呼び声(偽)が聞こえるという事態に動揺し、またウォーデンがブライト阻止を至上命題としているとはいえ、思い込んだら命懸け、選択肢は何でもありなところがグレイウォーデンの問題です。
しかし、流石に巨大なドラゴンが飛んできたところで不審を抱き、騙されたことの怒りからクラレルが魔道師に詰め寄ります。飛来したドラゴンに襲われ瀕死のクラレル。最後に渾身の一撃でドラゴンを退けます。
攻撃を受けたドラゴンが暴れ砦の橋梁が崩落してあわや、という時、審問官の左手にある碇から光が放たれました。気が付けば現実とは思えぬ異世界の風景が広がっており、どうやら審問官一行は生身の肉体のままフェイドへ侵入したようです。何とかしてここから脱出しなくてはならず、薄暗い空に渦巻く裂け目を目指すこととします。
フェイドといい、スカイリムのソウルケルンといい、異世界は何とも息苦しい雰囲気
進んだ先にいたのは、聖灰の神殿で死亡したはずの教皇ジャスティニア。フェイドの中で、この人物が本当に教皇その人なのか、精霊か何か別の存在なのかを知る術はありません。事故の際の記憶を取り戻しながら、あの時あの場所で何が起きたのかを思い出す審問官ですが、自分を救ったのはアンドラステではなく教皇ジャスティニアであったことに失望を覚えるか、当然と思うかは審問官の立ち位置次第です。
山越え谷越え、ずんずん進むとやがてホラーと巨大な悪魔が立ち塞がります。教皇なのか精霊なのか、正体不明の存在はレリアナへの詫びを残して悪魔へ立ち向かい、審問官一行も続いて突撃です。ホラーを倒して脱出しようとしますが、そのためには巨大な悪魔の足止め役が必要となります。おそらくは助からない殿(しんがり)を務めるのはウォーデンか、ホークか、審問官は断腸の思いで決断するのでした。
メインでプレイしている人間の審問官では、ストラウド(DA2の最後の方に登場したウォーデンだったと思います)が残る選択をしましたが、クナリの審問官では登場するウォーデンはロゲインだったので、ホークが残る選択にしました。
なんにせよ、彼らの犠牲の上に現実世界へ戻ってきた審問官は、エリモンドを捕らえ、更に今回の騒動の元凶であるグレイウォーデンを審問会に協力させるか、セダスから追放するかを決断します。
なるべくDA2プレイ時のホークに似せようとしたが無理
この辺りは立て続けに決断を迫られるので、緊迫感があって面白いです。全編とは言いませんがもう少しこういう場面の頻度が多ければダレずに遊べたでしょうが、プレイ時間のかなりの部分を単なる移動が占めている気がするなぁ。
こちらはロゲインの場合
ストラウドからグレイウォーデンの内情が何やら大変なことになってるという情報を得て、審問官一行はウェスタンアプローチへ出張です。ホーク、ストラウドと共に廃墟となった砦へ乗り込めば、ブラッドマジックを使った悪魔召喚の儀式が行われている場面に遭遇します。
ウォーデンに呼びかけるも既にヴェナトリの魔道師エリモンドの支配下に置かれた彼らには届かず、一斉に襲いかかってくるのでした。戦闘の混乱で魔道師は逃亡してまったため、ホークが後を追跡し、一旦スカイホールドへと戻る審問官。
審問会は支援者の貴族から攻城機と工兵を借り受け、ウォーデンが立てこもるアダマント砦に攻め込みます。審問会とウォーデンの戦闘が展開され、審問官一行が中庭へと侵入すれば、グレイウォーデン提督のクラレルが、何やら怪しげな儀式を執り行っているところでした。ヴェナトリの魔道師エリモンドの甘言に乗って、ブライト阻止のためにはこの儀式を貫徹するしかない、と思い込んでいる様です。アーチデーモンの呼び声(偽)が聞こえるという事態に動揺し、またウォーデンがブライト阻止を至上命題としているとはいえ、思い込んだら命懸け、選択肢は何でもありなところがグレイウォーデンの問題です。
しかし、流石に巨大なドラゴンが飛んできたところで不審を抱き、騙されたことの怒りからクラレルが魔道師に詰め寄ります。飛来したドラゴンに襲われ瀕死のクラレル。最後に渾身の一撃でドラゴンを退けます。
攻撃を受けたドラゴンが暴れ砦の橋梁が崩落してあわや、という時、審問官の左手にある碇から光が放たれました。気が付けば現実とは思えぬ異世界の風景が広がっており、どうやら審問官一行は生身の肉体のままフェイドへ侵入したようです。何とかしてここから脱出しなくてはならず、薄暗い空に渦巻く裂け目を目指すこととします。
フェイドといい、スカイリムのソウルケルンといい、異世界は何とも息苦しい雰囲気
進んだ先にいたのは、聖灰の神殿で死亡したはずの教皇ジャスティニア。フェイドの中で、この人物が本当に教皇その人なのか、精霊か何か別の存在なのかを知る術はありません。事故の際の記憶を取り戻しながら、あの時あの場所で何が起きたのかを思い出す審問官ですが、自分を救ったのはアンドラステではなく教皇ジャスティニアであったことに失望を覚えるか、当然と思うかは審問官の立ち位置次第です。
山越え谷越え、ずんずん進むとやがてホラーと巨大な悪魔が立ち塞がります。教皇なのか精霊なのか、正体不明の存在はレリアナへの詫びを残して悪魔へ立ち向かい、審問官一行も続いて突撃です。ホラーを倒して脱出しようとしますが、そのためには巨大な悪魔の足止め役が必要となります。おそらくは助からない殿(しんがり)を務めるのはウォーデンか、ホークか、審問官は断腸の思いで決断するのでした。
メインでプレイしている人間の審問官では、ストラウド(DA2の最後の方に登場したウォーデンだったと思います)が残る選択をしましたが、クナリの審問官では登場するウォーデンはロゲインだったので、ホークが残る選択にしました。
なんにせよ、彼らの犠牲の上に現実世界へ戻ってきた審問官は、エリモンドを捕らえ、更に今回の騒動の元凶であるグレイウォーデンを審問会に協力させるか、セダスから追放するかを決断します。
なるべくDA2プレイ時のホークに似せようとしたが無理
この辺りは立て続けに決断を迫られるので、緊迫感があって面白いです。全編とは言いませんがもう少しこういう場面の頻度が多ければダレずに遊べたでしょうが、プレイ時間のかなりの部分を単なる移動が占めている気がするなぁ。
Dragon Age Inquisition (7)
発売からそろそろ1年、このゲームもいい加減終わらせようと思い立って久しぶりに起動しました。
程よく忘れているので、少し新鮮な気持ちでメインクエストの「邪悪な目 邪悪な心」からプレイ再開です。
審問官はオーレイの女帝セリーンが暗殺の危機に直面しているとの情報を掴みます。帝国の体制に動揺があれば、事態の悪化は避けられません。かくして審問官は暗殺を阻止するため、ウィンターパレスの宴席へ乗り込むことを決めました。
ウィンターパレスに集うオーレイ貴族達は、権謀術数の「ゲーム」によって権力争いをしているような、海千山千の曲者の様です。審問会側にはオーレイ宮廷のゲームに精通している人材がレリアナ、ヴィヴィエンヌ、ジョセフィーヌと3人もいるのに、全く活用する場面がないというのは如何なものかと思いますが、ここは審問官自らゲーマーの腕の見せ所。
一応貴族の端くれである我が審問官殿は宮廷の好感度は悪くありません。クナリだと「牛がいる」とか嘲笑されて好感度低めで始まるのとは随分違います。さて宮中では率直な物言いは単なる愚直、という訳で、上品な皮肉を纏った言葉を投げ合います。
ビロードの手袋に包まれた鋼鉄の手、と称えられたのはヴァトーの雅宴画だったかフォーレの音楽だったか…。
合間に大公女と踊ってみたり、宮廷魔道師モリガンと話をしたり、噂話を盗聴したり、コインを投げたり、宝箱勝手に荒らしたり、それぞれの陣営に告げ口してみたりと、それなりに上手く立ち回ったおかげで宮廷の好感度はうなぎ登り。ちなみに好感度低いと宴会からつまみ出される旨の警告がありますが、クナリ審問官でも最後は好感度100になったので何とかなるでしょう。
明らかに浮いた格好の審問官はウィンターパレスを嗅ぎ回って証拠を掴み、暗殺や陰謀の動きを探り、女帝セリーン、大公ギャスパール、大使ブリアラの誰に肩入れするのかを決定するという大役を果たすことになります。顧問連中に囲まれて「決めるのはあなた!」と圧力を受け、大した情報も貰えないくせに詰め腹は切らされる審問官。酷い話や…。
クライマックスでは女帝セリーンを暗殺せんとする首謀者を審問官が皮肉な調子で断罪し、首謀者は抵抗することもなく実にあっさりと衛兵に連行されていきました。ダモクレスの剣は取り除かれ、内乱は終わりを告げました。オーレイは審問会に全面的な支援を約束します。
ここは選択が幾つか出るので、敢えて首謀者に尻尾を出させるようにすると、宮廷内に敵が乱入し、首謀者との戦闘も発生します。それにしても、首謀者がレベル高そうなローグなら、セリーンも実はドレスの下に重装鎧を着込んでいて、巨大な両手剣で敵をなぎ倒すぐらいしても驚かない。

ウインターパレスのバルコニーでくつろぐ審問官
程よく忘れているので、少し新鮮な気持ちでメインクエストの「邪悪な目 邪悪な心」からプレイ再開です。
審問官はオーレイの女帝セリーンが暗殺の危機に直面しているとの情報を掴みます。帝国の体制に動揺があれば、事態の悪化は避けられません。かくして審問官は暗殺を阻止するため、ウィンターパレスの宴席へ乗り込むことを決めました。
ウィンターパレスに集うオーレイ貴族達は、権謀術数の「ゲーム」によって権力争いをしているような、海千山千の曲者の様です。審問会側にはオーレイ宮廷のゲームに精通している人材がレリアナ、ヴィヴィエンヌ、ジョセフィーヌと3人もいるのに、全く活用する場面がないというのは如何なものかと思いますが、ここは審問官自らゲーマーの腕の見せ所。
一応貴族の端くれである我が審問官殿は宮廷の好感度は悪くありません。クナリだと「牛がいる」とか嘲笑されて好感度低めで始まるのとは随分違います。さて宮中では率直な物言いは単なる愚直、という訳で、上品な皮肉を纏った言葉を投げ合います。
ビロードの手袋に包まれた鋼鉄の手、と称えられたのはヴァトーの雅宴画だったかフォーレの音楽だったか…。
合間に大公女と踊ってみたり、宮廷魔道師モリガンと話をしたり、噂話を盗聴したり、コインを投げたり、宝箱勝手に荒らしたり、それぞれの陣営に告げ口してみたりと、それなりに上手く立ち回ったおかげで宮廷の好感度はうなぎ登り。ちなみに好感度低いと宴会からつまみ出される旨の警告がありますが、クナリ審問官でも最後は好感度100になったので何とかなるでしょう。
明らかに浮いた格好の審問官はウィンターパレスを嗅ぎ回って証拠を掴み、暗殺や陰謀の動きを探り、女帝セリーン、大公ギャスパール、大使ブリアラの誰に肩入れするのかを決定するという大役を果たすことになります。顧問連中に囲まれて「決めるのはあなた!」と圧力を受け、大した情報も貰えないくせに詰め腹は切らされる審問官。酷い話や…。
クライマックスでは女帝セリーンを暗殺せんとする首謀者を審問官が皮肉な調子で断罪し、首謀者は抵抗することもなく実にあっさりと衛兵に連行されていきました。ダモクレスの剣は取り除かれ、内乱は終わりを告げました。オーレイは審問会に全面的な支援を約束します。
ここは選択が幾つか出るので、敢えて首謀者に尻尾を出させるようにすると、宮廷内に敵が乱入し、首謀者との戦闘も発生します。それにしても、首謀者がレベル高そうなローグなら、セリーンも実はドレスの下に重装鎧を着込んでいて、巨大な両手剣で敵をなぎ倒すぐらいしても驚かない。
ウインターパレスのバルコニーでくつろぐ審問官
新着記事
2024 - 11 - 18
2024 - 11 - 18
2018 - 03 - 24
2018 - 03 - 04
2017 - 06 - 12
カテゴリー
アーカイブ
検索
ブックマーク
プロフィール
HN:
nmf
性別:
非公開
アクセス解析